シェイリーン・ウッドリー「めちゃくちゃだった」家族との過去を告白
2018/06/28
SFアクション映画「ダイバージェント・シリーズ」で実力派女優の地位を不動のものにした若手女優シェイリーン・ウッドリー(24)。
普段あまり私生活を語らないシェイリーンですが、ウェブサイトNET-A-PORTER.comのデジタルマガジンThe EDITで両親について語りました。
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心理学者の父、カウンセラーの母に育てられたシェイリーン。
「私の家族は色んな意味でめちゃくちゃよ。でも、彼らは私のすべてでもある。私のためならなんでもしてくれるだろうし、私も彼らのためならなんだってする。むしろみんなよりその気持ちが強いんじゃないかな。感謝してるわ。」そう言ったシェイリーンは両親のユニークな子育てをいくつかの例えを出して説明しました。
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シェイリーンと弟タナーがよくある姉弟ゲンカをした場合、仲直りさせるために両親は芝生の上に2人を立たせて、近所の人や通行人の目の前で2人に何時間もハグをさせたそうです。
「カッカと怒っているときはいつでも、たくさんのエネルギーを使って人を嫌ってる。でも怒りを解放してしまったら、もうあと1時間同じ状態でいなければならない。これは私の両親がのめり込んでいた、人を操る心理学よ!」と笑うシェイリーン。
しかし成長するにつれ、このように両親から受けたしつけの有難みに気づいたと言います。
特にスポットライトを浴びるようになった今、自分を見失わないでいられることは両親のしつけのおかげだと感じているそうです。
「学校ですごく意地悪なことを言われたとき、すごく傷ついたの。でも両親は私の味方をしなかった。『あなたがそんな風に感じたことは可哀相ね。でもその子はどう感じてたのかしら?』ああ、あれは嫌だった!今はもちろん理解できるわよ。誰も悪魔なんかではなくて、その人もたぶん傷ついてて、自分を表現することができなかったり、家で愛情が与えてもらえないのかも、って気づくことができる。他人の立場に立って考えてみる、ってことができるようになったわ。」
また、シェイリーンはハリウッドの仕事仲間と政治の話がしづらいと感じていて「ハリウッドで政治の話をするのは難しいわ。ほとんどの人が特権を持ってて(経済的に恵まれていたり)、彼らはアメリカの99%の部分を見てない。見る必要もないからね。他人の視点でものを見るって難しいことだわ。」と言います。
たしかにシェイリーンのインスタグラムを見るとファッションやプライベートなことより、政治的メッセージが強いです。
このことは、2017年1月に日本で公開されるジョゼフ・ゴードン=レヴィットと共演した映画「スノーデン」で、シェイリーンが演じたリンジーの役作りにも生かされました。
「リンジーについて毎日考えてた。1年以上も前からこの映画を温めてた。彼女はこの物語を生きた実在の人物。ヨガとポールダンスのインストラクターだったの。なのに『エドワード・スノーデンの恋人はストリッパーだ』と書かれて叩かれたのよ。彼女はただのフィットネスコーチだった。毎日記者が家のドアを叩くような取材をしたのよ、彼女は一般人なのに。」
2013年元NSA職員のエドワード・スノーデン氏がアメリカ国家の秘密を告発した実際の事件を描いた映画「スノーデン」はアメリカでは9月16日(金)公開。
左からジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ザカリー・クイント、シェイリーン・ウッドリー。
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